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小林よしのり
2018.2.23 03:06政治

地位協定は立憲主義を貫かねば変えられない


東京新聞が「改憲より改定を」と書いている。

日米地位協定を改定するのが先だと言うのだ。

ちゃんちゃらオカシイ。

 

日米安全保障条約が、日米同盟に進化し、血の同盟となって、

日米が一体化しているときに、沖縄の米軍基地の存在に疑問

を抱かぬまま、地位協定だけを少しいじれとしか言っていな

いのだ。

 

しかも現憲法はすでに集団的自衛権を容認しているのであり、

「我が国の存立危機」という要件を拡大解釈しさえすれば、

米軍の侵略戦争を応援することができる。

 

現憲法を改正して、個別的自衛権を強化し、自分の国は

自分で守るという覚悟を持たぬ限り、属国民の分際で、

地位協定を変えられるわけがない。

 

甘えたことばっかり言ってたって、沖縄県民の犠牲を解消

できるわけがないのだ。

大人になりなさい。

『新・堕落論』を読んで、奴隷のルサンチマンを克服しなさい!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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